久石譲さんはすごいです。このブログでもうこの本『感動をつくれますか?』も3回目の紹介ですが、学べるところが多すぎる。今回は組織、集団に使えない人がいたときの心構えを学びました。ご紹介します。
集団、組織に使えない人間がいるときの心構え
バカはうつる、レベルは低いほうに揃う
ある歌舞伎の女形が「私はバカが大っ嫌いです。バカってうつるんですよ」といったのを聞いたことがある。名言だと思う。
自分の置かれている環境を整備しないと、レベルというのはいとも簡単に下がっていく。
~中略~
弦楽四重奏も同じである。国際級のすごいソリストを入れても、中に一人ヘタな人間がいると、アンサンブルとしての実力はそのレベルに下がってします。オーケストラも一緒。
まさにこの通り。よほど強い精神力がない限り人は周りに影響されてしまいます。で、僕はこんな状況の場合の対処法としてそこから離れなさいと、こんな記事(【職場の雰囲気に違和感を感じてるあなたへ】)を書きました。
しかし、久石さんはここから違います。「下のレベルを向上させる」と言ってます。というのもこんな信念があるからだそうです。
それを凌駕するのも人間の集団
力の劣る人間が一人いるとレベルは下がる。だが、それを凌駕する力もまた、人間の集団にはある。
すごい。めちゃくちゃ強い思いを感じます。こんな人が組織のトップに立つと、やはり素晴らしい集団になるんだろうなぁと思います。
久石さんは今まで真剣に音楽に取り組んできて、こういう状況でも諦めずに、下のレベルを上げることによって、一人では到底勝てないようなすごい組織を作ってきたから言える言葉なのでしょう。
そしてこの言葉は音楽だけでなく、どんな組織にも言えることと思います。ぜひ色んな方に一読してほしいですね(*´ω`*)
やはり上司が優れていると、組織のレベルは上がるんやなと思った
ここで勘違いしてはいけないのが、久石さんはやる気のあるトップだからこんなことができたということです。トップがやる気がない中、下の人間がいくらがんばっても無駄に終わることを忘れてはいけないと思います。
それほど、組織、集団におけるトップというのは重要ということです。
おまけ『上司が変わると組織も変わる』
「明日から上司、あのクマになるらしいで、どうなんやろなぁ?」
緊張するなぁ~(^_^;)